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踊れるのは音楽だけでしょうか?
いいえ、文学も。

心躍る世界の描写、ステップが宿る語感、心臓が早鐘を打つような展開、つい拍手してしまいたくなる演出。読書は、静かなダンスです。

 

今回のサイレントフェスは図書館を舞台に、読みながら踊れる新企画、その名も「踊れる文学」。DJライブを聴きながら、踊れそうな本を選書し、踊るために読むという新たな読書と音楽の体験をひらきます。

 

読めるものは本のみならず、コードや、人と人の間合い、物語の展開なども。「聴くこと」と「読むこと」右脳と左脳が絶妙なバランスで混ざり合うとき新たなエンターテイメント体験が生まれます。

読むと踊るの間にある動詞

「踊れる文学」では、“読みながら踊る”“聴きながら書く”ことで、右脳と左脳を同時に使う特有の没入感が生まれます。

 

それは「読む」や「聴く」だけでは得られない、新しい動詞が必要なほどの感覚で、身体の自由度が増し、言語を超えた体験になります。


サイレントフェスという「1人と1台のヘッドホン」が連なる構造と、読書という「1人と1冊」の行為が重なることで、個々の体験が同期し、「一人なのに全体と繋がっている」ような東洋的世界観の身体感覚が生まれます。

© 2025 Yuu Amemiya

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